環境問題は多くの場合、経済や社会システムのファクターと連動させないと解決でき環境と経済が両立し、社会システムにのってこそ持続可能な社会が形成されます。
そのような観点から従来の「環境教育」を、環境と経済の共生を意識した「持続可能性教育」として捉えなおし、持続可能な社会を築くために何をしたら良いのかを、子どもから大人まで年齢やニーズに見合った形で、楽しく学べる機会やシステムを充実させることが望まれます。
その際、「評価・表彰」や、「円や地域通貨による利益の還元」や「おいしく安全な食」と絡めてシステムを構築することが重要です。
ア 学校版ISO,キッズISO(Kids'ISO14000)
- 近年ISO14001を取得した自治体を中心に、学校版ISOや、子どもが家庭の環境マネージャーとなるキッズISOのプログラムが展開されています。
所沢市のように2つのプログラムを補完的に取り入れ大きな相乗効果を得ているケースもあります。
平塚市では「学校版環境ISO(わかば環境ISO)」を提唱し、幼稚園・小学校・中学校と認定校を増やし、家庭が環境目標を決めて実行し市が認定を行う家庭版ISOも実施しています。
児童、生徒はもちろんのこと、家庭やPTA、地域コミュニティの参加・協力が得られるようなシステムを作り、学校から地域へ行動が広がっていくような展開が望まれます。
キッズISOプログラムは、日本発の環境行動として国連大学やISO(国際標準化機構)の支援を受けて世界展開も開始されました。学校版ISO,キッズISO、それぞれ全国規模や国際レベルで交流発表会が開かれており、そのような場への参加も子どもたちの成長を促しています。
子どもたちが様々な経験をして、主体的に動く自立した市民として育っていける環境づくりが何よりも大切です。